Craftel評価キットの組み立て方法
このページではクラフテル評価キットの組み立て方法を説明します。キットのバージョンはβ v1.0です。
難しさ・製作時間
1人で組み立て可能な年齢は13歳以上が目安です。
大人と一緒に組み立てる場合、子どもの年齢は6歳以上が目安です。
組み立て時間の目安
はじめて作る場合:約2~5時間
キット組み立て経験者のサポートがある場合:約1時間30分
2体目以降の製作:約1時間
もし失敗したら
こちらから型紙をダウンロードし、厚めの紙(キットの紙はA4・135kgの上質紙を使用)に印刷して、必要な部品をはさみやカッターで切り取ってお使いください。
今後の改良のため、失敗した部分や完成した写真などをメールでお送り頂ければ大変助かります。
Craftel Beta 1.0
1.部品とツール
組み立てに用意していただくのはセロハンテープと送風機(サーキュレーター、扇風機、ドライヤーなど)です。
キットにはこれらのパーツで構成されています。
- 型紙 (A,B,C) * 3 枚 部品点数:31個
- 串(長) (L=135mm, φ2.5mm ) * 3 本
- 串(短) (L=85mm, φ2.5mm) * 2 本
- 輪ゴム大 (#30 , 2.5mm) * 1 個
- 輪ゴム小 (#14 , 1.1mm) * 1 個
送風機はクラフテルの走行に必要です。
2.風車の組み立て
風車は風を回転エネルギーに変える部品で、クラフテルが歩くために必要となります。
型紙には切れ込みが入れてあり、部品は手で切り取れます。
1. A-1 , A-2を切り取ります。
2. A-1の点線部を折り曲げます(全部で6か所あります)
*右下画像のように45°程度に折り曲げてください。
3. 折り曲げた様子
4. 風車上の赤い四角の部分(2か所)を串で開きます
5. 穴を開いた後 後ろからみた様子
6. A-2を画像のように折ります
7. 4で空けた穴の裏側からA-2の先端を差し込みます
8. 風車を表向きにし、挿し込んだA-2の先端を中心側(赤矢印方向)に折り曲げます
9. 画像のようにテープでとめ、A-2とA-1を固定します。
10. 串(長)の半分の長さの位置に輪ゴム(小)を通します。
11. 画像のように串の半分の位置から右端へ40mmほどの位置へ輪ゴムを串に巻き付けます。
下の動画を参照してください。
*串の先端は尖っているため充分に注意してください。
12. 画像のように 串(輪ゴムを巻いていない方から)をA-1 と A-2 に挿し込みます。10mmほど先端を突き出します。
13. 突き出した串を2方向からテープでとめます。
14. 風車はこれで完成です。
3.風車台の組み立て
風車台は風車を安定して固定、スムーズに回転させるために必要な部品です。
1. B-2, B-3を切り取ります。
2. B-2 を画像の向きに半分に折ります。
3. B-2中央部分をM字型になるように折ります。
4.B-2の側面部分を折り曲げます。
5. B-3を 画像のように折り曲げます。
6. B-3の左側先端をB-2の左側切れ込み(赤線部)に挿し込みます。
*矢印の指す方向が前方になります
7. B-2とB-3を画像のようにテープで固定します。
* 画像の赤点線のように平行になるように特に注意します。
8. 風車の軸(輪ゴムが取り付けられていない部分)をB-3内側に置きます。
9. B-3右側の先端をB-2切れ込み(赤線)に挿し込みます。
このとき、風車の軸はM字の谷部分に乗ります。風車がスムーズに回転すれば大丈夫です。
10. 風車台は完成です。
4.シャーシの組み立て
シャーシはクラフテルの構造を支えるための中心となる部品です。
1. B-1を切り取ります。
2. B-1を画像のように折ります。
3. 4か所の角をテープでとめます。
4. テープでとめるとこのようになります。
5. シャーシ側面の ● 部分にある切れ込みに風車台を差し込みます。風車台のFrontの矢印とシャーシのFrontの矢印の向きが同じであることを確認します。
6. 風車台の傾きを調整し、画像の赤点線のようにシャーシと平行になるようにし、テープで固定します。
7. 風車台のこの部分をテープで固定します。(重要です!)
ここを固定することで輪ゴム(大)をかけたときに風車台が下につぶれなくなります。
8. 串(長)をシャーシ側面前方と後方の穴から横に通します。下の9も参照
9.上から見るとこのようになります。
・風車軸が左右に向かずまっすぐになっていること
・シャーシの2本の串が左右均等に刺さっていること
を確認します。
上からみた串の配置が「土」の字に近い感じになります。
10. シャーシが完成です。
5. プーリーとクランクの組み立て
プーリー(C-1)は風車の回転運動を遅く、強い動きにします。
クランク(C-2)はプーリーの回転運動を、歩行のための往復運動に変換します。
1. C-1, C-2を切り取ります。
2. C-1のフチ(白い部分)を折ります。
3. C-1中央、側面を折ります。
4. ● がある辺同士をテープでつなげ、輪っかにします。
5.左右側面の ● がある辺をテープでつなげます(4か所)
6. C-2を折り目に沿って折ります。
7. C-2をテープでとめて四角柱をつくります。
*赤い部分はテープでとめないでください。
8. 4か所ある● 部分を串で押して内側にへこませます。
(以下13まで下の動画を参照してください)
9. 8でへこませたくぼみに串(短)を挿し込みます。
裏面と合わせて2本の串を使います。
ベージュ色の部分に串が通っている感じになります。
*串を回転させながらいれるとうまく入ります。
10. 串を入れる方法を確認したら、串を一旦抜いておきます。
11. クランク (C-2)をプーリー (C-1)に挿します。
プーリーがクランクの中心の位置になるようにします。
12. 軸ずれ防止板(左右にある赤い部分)を内側から串で引き起こします。全部で4か所あります。
大体直角になるように引き起こします。
13. プーリーとクランクはこれで完成です。
6. プーリーとクランクの実装
1. これまでにつくったものと輪ゴム(大)を用意します。
3. 軸ずれ防止板(クランクの赤い部分)が画像のように軸受穴の外に出ていることを確認し、4か所の軸ずれ防止板を外側にさらに折ります(赤矢印)。
青矢印の方向にクランクがずれないこと、クランクがスムーズに回転することを確認してください。
2. シャーシを裏向け、シャーシ側面にある丸い穴(軸受穴)に内側からクランクの片側を挿し込みます。
輪ゴム(大)をクランクに通します。(忘れやすいです)
クランクのもう片側を軸受穴に挿し込みます。
4. 輪ゴム(大)の取り付け
この画像のように輪ゴム(大)をプーリーと風車軸に引っかけます。引っかけ方は2種類あり、今回は輪ゴムの左側が前にくるようにします(画像右上)。
(風に向かって進む場合には反対に右側を前にします)
5.動作テスト
後ろから送風機などで風を送るとクランクが回転します。引っ掛かったりすることなく、10秒ほど回転が継続できれば合格です。
また、50㎝ほど離して息を吹きかけても回転すればかなり上手に組み立てられているといえます。